月別アーカイブ: 2015年5月

青森~金沢日本海縦断の旅日記12【いろいろ残念だった金沢】

「きらきらうえつ」で新潟についた後は、上越新幹線、信越線を経由して夜中に富山についた。
本当は、金沢観光するつもりで、金沢の宿泊を予定していたのだが、
土曜だったせいか、ホテルが満室で取れず、富山になったのだ。
富山ももう少し早く着けば、「富山ブラック」とか「あやめ団子」とかいろいろ食べたかったのに残念。

翌日の金沢は雨だというのに、なにかの祭りのように人だらけだった。
300人くらいの長~い行列が出来ていたのでなんかのイベントかと思ったら、巡回バスに乗るための観光客の列だった。
その日は3/1、つまり、まだ新幹線開業前の段階だったのに、金沢はフィーバー状態だったのだ。
300人の列に加わるのはまっぴらなので、駅から東山まで雨の中歩いた。
金沢は4回目なのでだいたい勝手はわかっている。

犀川ぞいの金沢のまちなみ。
DSC_1313
だいたい30分くらいで東山についた。

DSC_1315

町家を利用した「東山みずほ」で加賀野菜入りのランチをいただく。
イラスト入りのメニュー。
041_メニュー

03みずほランチ

ワンコインドリンクとして、地酒などがオーダーできたので
昼間からコップ酒とともにブランチ状態。幸せ。
04みずほ加賀野菜

ランチにデザートがついていたにも関わらず、
次は「きんつばの中田屋」2Fの茶屋「和味」にて
抹茶ときんつばをいただく。
06きんつば

餡嫌いがなおるとさえいわれる老舗の名店、
能登産大納言のきんつばは、餡好きには堪えられないうまさだ。
豆感がすごい。つぶ餡好きはぜひ食べたいきんつばだ。

こちらも町家だ。
05和味

帰るとき1Fの店舗がごったがえしていたのできいてみると
期間限定の「桜きんつば」を買い求める人たちだった。
私も欲しかったが、待つ時間がないと判断し断念。

さらに、能登が生んだ世界に誇る名パティシエ・
辻口博啓さんのサロン・ド・テを訪ねて
石川県立美術館まで歩く。
雨の中ガシガシ歩いたので、連続スイーツもまったく苦ではなく
逆に体が糖分を切実に欲している感じだ。

しかし、雨の日曜日ということもあり、
サロンは満席。名簿に名前を書いて小一時間待ったが、
とうてい開きそうにもなく、明日から会社、遅くなりすぎるのもアレなので断念。
大変残念だが、また来る口実になるからいいや。
(でも、しばらく金沢フィーバーが続きそうなので、落ち着いて来れるのはいつになるやら、って感じ……)
スイーツは味わえなかったけれど、代わりにミュージアムショップでカワイイ九谷焼の小皿を買った。
れんげと小皿と迷ったが、小皿にした。裏に足がついている。
08買った小皿

こちらが迷ったれんげ。
09迷ったれんげ

このシリーズほんとに可愛いのだ。
07九谷焼

スイーツを食べ損ね、燃料が補給できなかったので、帰りは混んだバスで金沢駅へ帰る。
近江町市場にも行きたかったが、雨だしちょっと疲れてるし日曜の午後だからもう品薄だろう……、とこれも断念。
しけた感じでサンダーバードに乗り、後ろ髪引かれる金沢をあとにした。

以上で、青森→秋田→山形→新潟→富山→石川……と
電車でたどった6日の旅は終わった。
金沢であんなに歩いたのに、それほど疲れておらず、逆にバリバリ元気に翌日は会社に行った。

青森から電車を乗り継ぎながら延々戻ったというと、
「なんでそんなことすんの?」と言われたりした。
でも、私にとって旅は「点」だけでなく「線」もお楽しみなのだ。
飛行機で現地にピュンと飛んで、またピュンと帰ってくるのではちょっと味気ない。
長い移動はそれだけ「遠くへ行ったなあ」ということを実感させてくれる、いってみればアトラクションなのだ。
そういう意味で最高に楽しい旅だった。
またこういう旅がしたいから、人が休まない時期に長期休暇を取るべく、がんばる。それが私のモチベーションである。

以上、九州の情報でもない話にお付き合いいただきありがとうございました。

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青森~金沢日本海縦断の旅日記11【笹川流れ動画祭りw】

坂町で羽越線を少しだけ遡るための乗り換え。

さっきまで暑いほどの日差しだったのに、日本海側はどんよりとした雲に覆われ、小雨まで降ってきた。
そのホームで缶コーヒーを買っておつりを取り出した時のことだった。

「あっ!」
手がすべったと思ったら、100円玉がスポッと穴に入り込んでしまった。

ちょうどおつり受けの延長上に、自販機のコンクリの足場があり、
そこにどういうわけか硬貨大の穴があいており、そこに100円が入ってしまったのだ。
上から見ると100円玉がこっちを向いて光っているのが見える。

指で取り出そうとしたが、指が届かない深さがある。
化粧ポーチから毛抜きを取り出してみた。硬貨までかろうじて届いたうまく挟めない。

焦る。

毛抜きまでおっこちて取れなくなったらイヤなので毛抜きはしまったが
100円玉だし、見えているしでどうにも諦めきれない。
集中が続いたせいか、冬なのに汗が浮かんでくる。

そこで、ハッと思いついた。カイロがある。
さっき、蔵王で背中に貼り付けたものだが、車内が暑くてはずしたやつだ。

それをタテに丸めて、粘着部分に硬貨がくっつくように慎重に穴の中に押し込んでみる。

やった!成功!
粘着部分に100円が張り付いて、なんとかうまいこと救い出せた。

見ると、救い出した100円玉の下にも哀れなだれかが落とした10円玉が光っていた。
(それは私が落としたものではないので放置した)

まったく、なんでこんなところに穴をほがしとくんや。

私の奇行にホームにいた鉄オタ風の男子と掃除のおじちゃんが寄ってきていたが、
思わずおじちゃんに「この穴、あんまりですよね~」と思わず同意を求めてしまった。
「JRにふさぐようゆうとくわ」とおじちゃんは言ってくれた。
鉄オタ男子は何も言わなかったが、シャキーンと取り出していた謎の棒を、無事に100円が救い出されたところを見届けてからしまっていた。
もしかすると、その棒で何か助けてくれるつもりだったのかもしれない。

そんなこんなで村上についたら、やだよ、大雨だった。

しょうがないのでタクシーに乗って「なんか感じのいいところに連れてって下さい。鮭関係とか」と頼む。
(我ながら、なんじゃそりゃってオーダーだが、急に思いついて着たので下調べしてない)

ちなみに鮭料理は旬があり、秋冬限定だから今はあまりないらしい。
適当に車からおろしてもらったところは、なかなかいい感じの通りだった。

01鮭の店
さっそく鮭がぶらさがったお店が。
雨がすごかったので、写真をとらなかったが、お寺がある裏路地とかなかなか素敵だった。

02きっかわ
老舗の「喜っ川」。
ひなまつりの時期なので見事なひな壇がかざってある。
03ひなだん

ご主人(?)が女性のグループ客に説明中。
04鮭
私も聞きたかったが、笹川流れの夕陽を見たかったので、村上も小一時間くらいしかないため断念。

05鮭
名物の塩引き鮭。1切れずつに包装されたものもあり、ご飯にとても合う。

そそくさと塩引鮭をお土産に何点か購入、村上をあとにする。

このときも時間がヤバくて、タクシーに乗って駅に駆け込んだ。切符も買わずホームにダッシュ!
羽越線の村上の北は「笹川流れ」と呼ばれる、海岸線にそって線路が通る景勝線だ。
この笹川流れ見たさに桑川駅まで羽越線を逆行する。

天気はあいにくどんよりしているが、どんよりした日本海も悪くない。
……というより荒れた冬の日本海を、ぬくぬくとした車内から眺めるのがたまらない。

笹川流れを北上する。

桑川駅には道の駅が併設されていた。
「サンセットブリッジ」から海岸まで出られた。
荒れた冬の夕暮れの海。

06桑川駅前
平日のせいか、観光客は誰一人おらず私一人である。

上り列車がくるまでまだ時間がある。
せっかくなので道の駅で夕食を食べる。

07鮭親子丼

鮭いくらの親子丼。日本海を眺められる窓側にていただく。
食べている間に、どんより垂れ込めた雲間からなんと夕陽が出てきた。

食べ終わってもう一度撮影しにいく。
08夕陽

天使の梯子が荒れた海に降りている。
弱弱しい陽の色が水平線のあたりを染めている。
だけど、激しく打ち寄せる泡波はあいかわらず冷ややかなラムネ色だ。

動画も撮影した。

なお、実は男鹿の「きららか」での石焼鍋も動画で撮影したのだが、
デジカメで撮影したものは有料ソフトが必要で、共有できない状況なのが残念。
(Youtubeにアップできたのは、スマホで撮影したものばかり)

笹川流れを満喫している間に、
快速「きらきらうえつ」が到着した。
指定券が必要かと思っていたが、サロンにいたら車掌さんが回ってこず、
乗車券だけで新潟までやりすごせてしまった(いいんだろうか?)

「きらきらうえつ」より、笹川流れの車窓風景

(次回冴えない最終回)

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青森~金沢日本海縦断の旅日記10【蔵王ロープウェーとふうき豆】

思わぬ悪天候のおかげで蔵王に来ることができたので
夕食後はさっそく温泉へ。
なお、宿はバスターミナルのすぐそばの「五感の湯つるや」である。

白濁のにごり湯は強酸性で、なめてみるとかなり酸っぱい。
01つるや濁り湯
肌にも少し刺激を感じるが、硫黄の香りがなんとも温泉の風情を感じさせて
長かった一日を癒してくれた。

こちらは露天。雪のせいか眺望はない。
02つるや露天

翌日はスノーモンスターに会いにロープウェーへ。
しかし、なんてことでしょう、
昨日の雪のせいで、上の山頂線のロープウェーが凍りついてしまい
動かないとのこと。山頂線に乗らないとモンスターには会えないらしい。
復旧はいつになるかわからないとのこと、
とりあえず山麓線で樹氷高原駅までいってみることにした。

03ロープウェー

スキー場にあるので山麓線は激混み!
ぎゅうぎゅうに詰め込まれて手の上げ下げもできないほどだ。
外国人も多く、インバウンド景気のよさを体感!

7分間のラッシュアワー体験ののち、山麓駅に到着。
04山麓駅から
モンスターはいないけれど、
凍りついた白い木々は九州では見られない風景で
このとても感動した。

しかし復旧を待つ時間はない。
というのは、サラリーマンゆえ限られた時間しかないわたくし、
この日はなんとか富山まで行きたいと思っていた。
奥羽線から日本海側に復旧するのに経由する「米坂線」の本数があまりに少ないので、
1本逃すとたどりつけなくなってしまう。

そんなわけで結局復旧に間に合わず、山麓駅から降りることになった。
残念。
以下は下りロープウェーからの撮影。
スキーヤー、ボーダーがいないので、帰りはガラガラである。
05雪の木々

06雪の山々

07ロープウェーから

08ロープウェーから

09白いクリスマスツリー

動画でも撮影してみました。

ロープウェーから早足で宿に戻り、
荷物を受け取ってすぐさまバスへ。
山形では駅の1つ前で降りてタクシーに乗り換える。

というのは、山形の名物・山田家の「ふうき豆」をGETしたいと思いついたからだ。
頂き物で味わって以来の大ファンなのだが、通販もなく
ここ山形の本店だけでしか販売されていないレアなお菓子だ。
タクシーの運ちゃんも
「他の店でもふうき豆は売ってるのに、わざわざ山田家に行く人が多いんだよね」
といっていた。

これが山田家。ココに来るのは2回目だ。
10山田家

タクシーでふうき豆を買い込み、山形駅へ。
急いだおかげで駅弁を買うゆとりがあった。

電車に腰をおろし、昼食に駅弁を食べ、デザートにさっそくふうき豆をあける。
11パッケージ

いわば青えんどう豆の甘納豆なのだが、甘すぎず豆の風味、堅さともに絶妙。

12シートであける

つくりたてのせいか、少ししっとりめで、素手で食べると指が汚れるが
下品に指をなめながらでも止まらない。
しばらく車窓も眺めず、ふうき豆に耽溺する。
13豆のアップ

さて、米沢で乗り換えた米坂線だが、この日はよく晴れたせいか暑い。
蔵王対策で着ていたものを脱いでTシャツにならないと耐えられないほどであった。
トイレでジーンズ下に穿いていたタイツも全部脱いだ。
外の雪がどんどん消えて、日本海側に近づいていく。

そして坂町到着。元の羽越線に戻った。
しかし、そのまま西へ向かわず「鮭の町」村上を観光すべく、
また羽越線名物の、日本海も眺めたくて羽越線を少し逆行してみることにした。(つづく)

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青森~金沢日本海縦断の旅日記9【天候悪化で蔵王へ経路変更】

翌日起きると、窓から見てもかなり風が強くなっていた。
01窓から朝

朝の男鹿の海をみながら朝食。
07窓に向かって朝食

荒れた朝の海を見ながらの朝食もなかなかよい。
08朝食の窓の外

オフシーズンで少ない客のためでも、ちゃんとバイキングが用意されている。
02バイキング

秋田のお惣菜バイキング、といった感じで漬物やご当地グルメがならんでいる。
昨日、駅のパンフで見て「食べたいなあ、でも時間的にムリかな?」と思っていた
しょっつる焼きそばが並んでいたのが嬉しい。
03しょっつる焼きそば

バイキング以外にも個別メニューがちゃんとあり、そこで完結もできる。
04朝食全景

朝からイカ刺し♪
05朝からイカさし
昨日のおじさんたちは、朝からお酒をオーダーしていた。
その気持ちはすっごくよくわかる(ウンウン)

面白いのがいぶりがっこの卵とじ。
秋田名物のいぶりがっこが刻んでだし汁の中にあり、
それにお客それぞれが卵を落とし込んで好きな具合で食べるというもの。
06がっこの卵とじ
大好きないぶりがっこだが、こんな食べ方があるとは知らなかった。

たっぷり食べて、温泉にざぶっと浸かり、ホテルきららかを後にする。
送迎車は昨日とは違うコースを走る。

09男鹿1

つまり、送迎できららかに来た客は、男鹿半島をぐるっと一周車窓観光できるという特典付きなのだ。
昨日より風が強いせいか、波がいっそう高い。
10男鹿3

男鹿水族館付近。
11男鹿5

それにしても雪がない。
男鹿駅まで送ってもらい、今日は新潟県の村杉温泉まで移動の予定だった。

だが、秋田駅まで来て、強風のせいで羽越線がストップしていることがわかった。
ゲロゲロ!

待ってたら動くかと思い、秋田駅内でいぶりがっこの試食めぐりをするなどで
(ギバちゃんが大好きだというガッコを購入)
少し時間をつぶしてみたが、情勢は変わらないというよりも悪化しているようである。

チケットは「男鹿→福岡市内」で購入済みであるが、駅員さんに相談したら
運休由来なので、料金追加なく変更が可能とのことだった。
今動いているのは奥羽線だけなので、そっちにやむなく変更した。
海沿いから内陸経由に変更したということである。距離が長い分、本当は高いはずだが、追加料金ナシ。ラッキー。

チケットにただし書きしてもらった。
DSC_1301

それからが少し大変だった。
新潟の宿をキャンセルし、奥羽線経由でどこに泊まれるか検討する。
今日中に米沢まで行けそうだったが、どうせだったら温泉がいい。
山形ならば……蔵王があるじゃん!
そうだ、雪の時期だし、蔵王で樹氷を見ちゃえ!
と、遊びのことではよく働く頭が思いついた。
のろのろの奥羽線に乗ったのが14時くらいだったと思う。

奥羽線に乗ると、どんどん沿線の雪が増えてきた。
はからずも嬉しくなる。
DSC_1302

なにしろ乗車時間が長かったので動画を撮影した。
運転席の後ろから撮影。

そして夜、21時近く、雪の降りしきる蔵王に到着。
夕食がないので、宿の一番近くの小さな居酒屋に入ったら、
「食事はやってないから」と断られた。
食事をやってないというより、
すでにお店の人と一緒に地元の数人で楽しく出来上がっていて邪魔されたくない感じだった。
普通の時ならいいけど、雪の降りしきる表に放り出された感が、なんかとっても悲しかった。

再び歩き出し、数分でやっと開いてる焼肉やさんを見つけることができた。
山形の憧れ、玉こんにゃくが突き出しに出て泣けた。

DSC_1303

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