青森~金沢日本海縦断の旅日記11【笹川流れ動画祭りw】

坂町で羽越線を少しだけ遡るための乗り換え。

さっきまで暑いほどの日差しだったのに、日本海側はどんよりとした雲に覆われ、小雨まで降ってきた。
そのホームで缶コーヒーを買っておつりを取り出した時のことだった。

「あっ!」
手がすべったと思ったら、100円玉がスポッと穴に入り込んでしまった。

ちょうどおつり受けの延長上に、自販機のコンクリの足場があり、
そこにどういうわけか硬貨大の穴があいており、そこに100円が入ってしまったのだ。
上から見ると100円玉がこっちを向いて光っているのが見える。

指で取り出そうとしたが、指が届かない深さがある。
化粧ポーチから毛抜きを取り出してみた。硬貨までかろうじて届いたうまく挟めない。

焦る。

毛抜きまでおっこちて取れなくなったらイヤなので毛抜きはしまったが
100円玉だし、見えているしでどうにも諦めきれない。
集中が続いたせいか、冬なのに汗が浮かんでくる。

そこで、ハッと思いついた。カイロがある。
さっき、蔵王で背中に貼り付けたものだが、車内が暑くてはずしたやつだ。

それをタテに丸めて、粘着部分に硬貨がくっつくように慎重に穴の中に押し込んでみる。

やった!成功!
粘着部分に100円が張り付いて、なんとかうまいこと救い出せた。

見ると、救い出した100円玉の下にも哀れなだれかが落とした10円玉が光っていた。
(それは私が落としたものではないので放置した)

まったく、なんでこんなところに穴をほがしとくんや。

私の奇行にホームにいた鉄オタ風の男子と掃除のおじちゃんが寄ってきていたが、
思わずおじちゃんに「この穴、あんまりですよね~」と思わず同意を求めてしまった。
「JRにふさぐようゆうとくわ」とおじちゃんは言ってくれた。
鉄オタ男子は何も言わなかったが、シャキーンと取り出していた謎の棒を、無事に100円が救い出されたところを見届けてからしまっていた。
もしかすると、その棒で何か助けてくれるつもりだったのかもしれない。

そんなこんなで村上についたら、やだよ、大雨だった。

しょうがないのでタクシーに乗って「なんか感じのいいところに連れてって下さい。鮭関係とか」と頼む。
(我ながら、なんじゃそりゃってオーダーだが、急に思いついて着たので下調べしてない)

ちなみに鮭料理は旬があり、秋冬限定だから今はあまりないらしい。
適当に車からおろしてもらったところは、なかなかいい感じの通りだった。

01鮭の店
さっそく鮭がぶらさがったお店が。
雨がすごかったので、写真をとらなかったが、お寺がある裏路地とかなかなか素敵だった。

02きっかわ
老舗の「喜っ川」。
ひなまつりの時期なので見事なひな壇がかざってある。
03ひなだん

ご主人(?)が女性のグループ客に説明中。
04鮭
私も聞きたかったが、笹川流れの夕陽を見たかったので、村上も小一時間くらいしかないため断念。

05鮭
名物の塩引き鮭。1切れずつに包装されたものもあり、ご飯にとても合う。

そそくさと塩引鮭をお土産に何点か購入、村上をあとにする。

このときも時間がヤバくて、タクシーに乗って駅に駆け込んだ。切符も買わずホームにダッシュ!
羽越線の村上の北は「笹川流れ」と呼ばれる、海岸線にそって線路が通る景勝線だ。
この笹川流れ見たさに桑川駅まで羽越線を逆行する。

天気はあいにくどんよりしているが、どんよりした日本海も悪くない。
……というより荒れた冬の日本海を、ぬくぬくとした車内から眺めるのがたまらない。

笹川流れを北上する。

桑川駅には道の駅が併設されていた。
「サンセットブリッジ」から海岸まで出られた。
荒れた冬の夕暮れの海。

06桑川駅前
平日のせいか、観光客は誰一人おらず私一人である。

上り列車がくるまでまだ時間がある。
せっかくなので道の駅で夕食を食べる。

07鮭親子丼

鮭いくらの親子丼。日本海を眺められる窓側にていただく。
食べている間に、どんより垂れ込めた雲間からなんと夕陽が出てきた。

食べ終わってもう一度撮影しにいく。
08夕陽

天使の梯子が荒れた海に降りている。
弱弱しい陽の色が水平線のあたりを染めている。
だけど、激しく打ち寄せる泡波はあいかわらず冷ややかなラムネ色だ。

動画も撮影した。

なお、実は男鹿の「きららか」での石焼鍋も動画で撮影したのだが、
デジカメで撮影したものは有料ソフトが必要で、共有できない状況なのが残念。
(Youtubeにアップできたのは、スマホで撮影したものばかり)

笹川流れを満喫している間に、
快速「きらきらうえつ」が到着した。
指定券が必要かと思っていたが、サロンにいたら車掌さんが回ってこず、
乗車券だけで新潟までやりすごせてしまった(いいんだろうか?)

「きらきらうえつ」より、笹川流れの車窓風景

(次回冴えない最終回)

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青森~金沢日本海縦断の旅日記10【蔵王ロープウェーとふうき豆】

思わぬ悪天候のおかげで蔵王に来ることができたので
夕食後はさっそく温泉へ。
なお、宿はバスターミナルのすぐそばの「五感の湯つるや」である。

白濁のにごり湯は強酸性で、なめてみるとかなり酸っぱい。
01つるや濁り湯
肌にも少し刺激を感じるが、硫黄の香りがなんとも温泉の風情を感じさせて
長かった一日を癒してくれた。

こちらは露天。雪のせいか眺望はない。
02つるや露天

翌日はスノーモンスターに会いにロープウェーへ。
しかし、なんてことでしょう、
昨日の雪のせいで、上の山頂線のロープウェーが凍りついてしまい
動かないとのこと。山頂線に乗らないとモンスターには会えないらしい。
復旧はいつになるかわからないとのこと、
とりあえず山麓線で樹氷高原駅までいってみることにした。

03ロープウェー

スキー場にあるので山麓線は激混み!
ぎゅうぎゅうに詰め込まれて手の上げ下げもできないほどだ。
外国人も多く、インバウンド景気のよさを体感!

7分間のラッシュアワー体験ののち、山麓駅に到着。
04山麓駅から
モンスターはいないけれど、
凍りついた白い木々は九州では見られない風景で
このとても感動した。

しかし復旧を待つ時間はない。
というのは、サラリーマンゆえ限られた時間しかないわたくし、
この日はなんとか富山まで行きたいと思っていた。
奥羽線から日本海側に復旧するのに経由する「米坂線」の本数があまりに少ないので、
1本逃すとたどりつけなくなってしまう。

そんなわけで結局復旧に間に合わず、山麓駅から降りることになった。
残念。
以下は下りロープウェーからの撮影。
スキーヤー、ボーダーがいないので、帰りはガラガラである。
05雪の木々

06雪の山々

07ロープウェーから

08ロープウェーから

09白いクリスマスツリー

動画でも撮影してみました。

ロープウェーから早足で宿に戻り、
荷物を受け取ってすぐさまバスへ。
山形では駅の1つ前で降りてタクシーに乗り換える。

というのは、山形の名物・山田家の「ふうき豆」をGETしたいと思いついたからだ。
頂き物で味わって以来の大ファンなのだが、通販もなく
ここ山形の本店だけでしか販売されていないレアなお菓子だ。
タクシーの運ちゃんも
「他の店でもふうき豆は売ってるのに、わざわざ山田家に行く人が多いんだよね」
といっていた。

これが山田家。ココに来るのは2回目だ。
10山田家

タクシーでふうき豆を買い込み、山形駅へ。
急いだおかげで駅弁を買うゆとりがあった。

電車に腰をおろし、昼食に駅弁を食べ、デザートにさっそくふうき豆をあける。
11パッケージ

いわば青えんどう豆の甘納豆なのだが、甘すぎず豆の風味、堅さともに絶妙。

12シートであける

つくりたてのせいか、少ししっとりめで、素手で食べると指が汚れるが
下品に指をなめながらでも止まらない。
しばらく車窓も眺めず、ふうき豆に耽溺する。
13豆のアップ

さて、米沢で乗り換えた米坂線だが、この日はよく晴れたせいか暑い。
蔵王対策で着ていたものを脱いでTシャツにならないと耐えられないほどであった。
トイレでジーンズ下に穿いていたタイツも全部脱いだ。
外の雪がどんどん消えて、日本海側に近づいていく。

そして坂町到着。元の羽越線に戻った。
しかし、そのまま西へ向かわず「鮭の町」村上を観光すべく、
また羽越線名物の、日本海も眺めたくて羽越線を少し逆行してみることにした。(つづく)

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青森~金沢日本海縦断の旅日記9【天候悪化で蔵王へ経路変更】

翌日起きると、窓から見てもかなり風が強くなっていた。
01窓から朝

朝の男鹿の海をみながら朝食。
07窓に向かって朝食

荒れた朝の海を見ながらの朝食もなかなかよい。
08朝食の窓の外

オフシーズンで少ない客のためでも、ちゃんとバイキングが用意されている。
02バイキング

秋田のお惣菜バイキング、といった感じで漬物やご当地グルメがならんでいる。
昨日、駅のパンフで見て「食べたいなあ、でも時間的にムリかな?」と思っていた
しょっつる焼きそばが並んでいたのが嬉しい。
03しょっつる焼きそば

バイキング以外にも個別メニューがちゃんとあり、そこで完結もできる。
04朝食全景

朝からイカ刺し♪
05朝からイカさし
昨日のおじさんたちは、朝からお酒をオーダーしていた。
その気持ちはすっごくよくわかる(ウンウン)

面白いのがいぶりがっこの卵とじ。
秋田名物のいぶりがっこが刻んでだし汁の中にあり、
それにお客それぞれが卵を落とし込んで好きな具合で食べるというもの。
06がっこの卵とじ
大好きないぶりがっこだが、こんな食べ方があるとは知らなかった。

たっぷり食べて、温泉にざぶっと浸かり、ホテルきららかを後にする。
送迎車は昨日とは違うコースを走る。

09男鹿1

つまり、送迎できららかに来た客は、男鹿半島をぐるっと一周車窓観光できるという特典付きなのだ。
昨日より風が強いせいか、波がいっそう高い。
10男鹿3

男鹿水族館付近。
11男鹿5

それにしても雪がない。
男鹿駅まで送ってもらい、今日は新潟県の村杉温泉まで移動の予定だった。

だが、秋田駅まで来て、強風のせいで羽越線がストップしていることがわかった。
ゲロゲロ!

待ってたら動くかと思い、秋田駅内でいぶりがっこの試食めぐりをするなどで
(ギバちゃんが大好きだというガッコを購入)
少し時間をつぶしてみたが、情勢は変わらないというよりも悪化しているようである。

チケットは「男鹿→福岡市内」で購入済みであるが、駅員さんに相談したら
運休由来なので、料金追加なく変更が可能とのことだった。
今動いているのは奥羽線だけなので、そっちにやむなく変更した。
海沿いから内陸経由に変更したということである。距離が長い分、本当は高いはずだが、追加料金ナシ。ラッキー。

チケットにただし書きしてもらった。
DSC_1301

それからが少し大変だった。
新潟の宿をキャンセルし、奥羽線経由でどこに泊まれるか検討する。
今日中に米沢まで行けそうだったが、どうせだったら温泉がいい。
山形ならば……蔵王があるじゃん!
そうだ、雪の時期だし、蔵王で樹氷を見ちゃえ!
と、遊びのことではよく働く頭が思いついた。
のろのろの奥羽線に乗ったのが14時くらいだったと思う。

奥羽線に乗ると、どんどん沿線の雪が増えてきた。
はからずも嬉しくなる。
DSC_1302

なにしろ乗車時間が長かったので動画を撮影した。
運転席の後ろから撮影。

そして夜、21時近く、雪の降りしきる蔵王に到着。
夕食がないので、宿の一番近くの小さな居酒屋に入ったら、
「食事はやってないから」と断られた。
食事をやってないというより、
すでにお店の人と一緒に地元の数人で楽しく出来上がっていて邪魔されたくない感じだった。
普通の時ならいいけど、雪の降りしきる表に放り出された感が、なんかとっても悲しかった。

再び歩き出し、数分でやっと開いてる焼肉やさんを見つけることができた。
山形の憧れ、玉こんにゃくが突き出しに出て泣けた。

DSC_1303

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青森~金沢日本海縦断の旅日記8【やっと会えた!石焼鍋】

そして食事をしながらも、隣にどんどん石焼鍋の準備が進められていく。

これが焼け石の説明。
14焼け石説明
男鹿半島特産の「金石(かないし)を使う。
800~1000度に熱すると普通の石では割れてしまうが
金石は耐えて金属のように真っ赤になるんだという。
でも一度鍋に使うと割れてしまい、一度しか使えないらしい。
これを2時間掛けて真っ赤になるまで熱する。

そして杉の桶登場。
12石焼準備
中には味噌のダシが入っている。

材料。
15材料
鯛とカワハギ、もう1つなんだったっけ、失念してしまったが
九州でもとれる食べなれた魚だ。
野菜は舞茸とねぎ、わかめ。

石がキター!!
13焼け石
赤くなっていて熱気がカーッと伝わる。

スタッフさんは説明を交えながら
きびきびと手順よく準備してくれるのだが
なんだか嬉しそう。

本当に美味しい、超おすすめ料理な感じが
サービスされるムードでものすごく伝わる。

杉の樽に、まずあらかじめ魚をいれておく。
16材料を入れる

そして焼け石を投入!
17煮立つ
瞬間で「わーっと」煮立って味噌の香りが立ちます。
すごい!
豪快!
これを体験したかったんだ!

あとから野菜を入れます。

で、そんなに長く煮ない。
すぐに食べごろになります。
18美味しい

あつあつをいただきま~す!
美味しい!おいしい!おいし~い♪

いってみれば魚の味噌汁と同じ材料なのに、
魚の身の仕上がりが全然違う!
食べなれた魚だからこそ、違いがよくわかる。

ほこほこして、魚の味が濃厚なのだ!
なんていうんだろう、上手に焼いた焼き魚からクリスピー感を抜いて
しっとり感を加えたというか。
うまみ、歯ごたえ、舌触り。魚のいいところを十全に味わえる感じ。

大量の遠赤外線で瞬時に加熱するからこその味だ、
と「美味しんぼ」の海原雄山が言いそうな美味しさだ。

途中でこの岩のりを加えると、また味が違って美味しい。
20岩のり
(この岩のりをお土産に買い忘れたのが痛恨の極み)

あまりに美味しいので
地酒を追加オーダー(笑)
19地酒2

二人前くらいあったのに、完食!
美味しくて全然飽きなかった。

最後に控えめに出てきたかにめし。
21かにめし
これも美味しかった。

これを書いている今、すでに冬ではなく
初夏の陽気で結構暑いんだが、それでも思い出すとヨダレがたまる。
人生で味わった魚料理の中では、首位かもしれない。
魚そのものを味わう鍋料理では最高峰のうまさだと思う。

魚好きの高齢の父にぜひ食べさせてやりたい珠玉の美味だ。
この味に出会えて本当によかった。

男鹿桜島リゾートきららか
http://www.kiraraka.jp/

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青森~金沢日本海縦断の旅日記7【石焼鍋をもとめて「きららか」へ】

今回の旅の大きな目的2つのうちの残り1つが、男鹿半島の石焼鍋だ。
旅番組だかでその迫力を見て、絶対自分も食べたいと夢見てきた。
それが今回叶うのだ。わーい!

選んだ宿は「男鹿桜島リゾートきららか」。
決める前に私が持っていた選択条件は
・一人旅でも石焼鍋に対応してくれる
・温泉がある(できれば源泉かけ流し)
・できれば露天風呂がほしいな
・できれば絶景がいいな

である。ネットの予約サイトでプランなどを調べると
「きららか」は、一人石焼鍋以外は満たしていた。
2人以上のプランには石焼鍋があるので、メールで交渉する。
こちらの予算と一人旅ではあるが石焼鍋をぜひ味わってみたい旨を伝えたところ
あっさり可能であると返信がきた。
しかもメールからして感じがよい。即決。

ネットで予約を完結させるのも便利ではあるが、
1泊2食の旅館で満足度を上げたい場合は、
つくづく予約前に1回宿と1コミュニケーションを持つことだと思う。
そこでその宿との相性がだいたい占える。

期待の「きららか」は、本当に男鹿半島の先端に近い場所にある1軒宿である。
コンパニオンおっさんたちの会話から、ここが元は公共の宿だったことがわかった。
たしかにそんな感じの外観にフロントである。
01外観

しかし、エントランスから突き当たりにあるレストラン、
それがちょうど夕陽の時間を迎えており、
外へと張り出すうなガラス張りに金色に照り輝く冬の日本海が広がっていた。
本当に絶景の宿である。これには一緒に到着したおじさんたちも感動していた。
(電池がなくなったので画像がありません。。。

通された部屋は洋室ツインルーム。
ソファもあり、ゆったりしたつくりだ。
02部屋

開け放てるタイプの窓ではないが、男鹿の絶景が見える。
03窓から

和室がよかったな~と一瞬思ったが、
「布団敷きにこないから、お洗濯ができるじゃん!」
と思いつく。

と、そのまえに充電、充電。。。
とゴソゴソしていたら、まあ、なんということでしょう!
充電のアダプタをどっかで落としてしまったようだ。どこにも見つからない。
たぶん、充電で焦っていた奥羽本線の車内に忘れてきたのだろう。
がっちょーん(←古い)。

とりあえずパソコンをコンセントにつないで、そこからUSBで充電をするが、
差込口が1個しかないのでカメラしか充電できない。

ダメもとでフロントにアダプタがあるかきくと
女性スタッフが素早く部屋までもってきてくれた。またしても救いの神である。
安心して充電し温泉へ。

広い温泉。窓や露天から絶景が楽しめる。。。とのことだが
女湯の露天からは塀がちょっぴり残念。
05露天

しかし、この辺はとてもよい釣り場とのこと
釣りの人がウロウロしているため仕方がない、ということを
後でフロントの女性がユーモラスに教えてくれた。納得。

この内湯がまた広い。すごく気にいって何度も入った。
04内湯
露天は風がすごいが、内湯もガラス張りなので海が見える。
しかも、オフシーズンの平日ということもあり滞在中、ずっと貸切状態だった。
湯船の中での腕歩きなどエクセサイズも交えて、長湯する。

泉質は源泉掛け流しの濃い食塩泉。
お肌に負担がない中性で、温泉水1kg中10gもの成分が入っているせいか濁っているのも好みだが、
特筆すべきは、成分表のリチウムの値。4.9と書いてあり、目を疑った。
リチウムはボケに効くとか、うつに効くとか
最近いろいろと研究されている成分なのだが、
最近見た成分表ではせいぜい0.2~0.3くらいが関の山で4.9というのはすごいと思った。

この泉源「金ヶ崎温泉」の歴史は古く、昔は漁師さんたちを癒してきたのだという。

リチウム効果も手伝ってか(笑)どんどん気分が明るくなってついにお夕食。
さっきまでレストランを囲んでいた金色の風景は、すでに夕闇に包まれ、
半円形に張り出した窓は、鏡のようになっていた。

3組だけのせいか、席の間隔がとても広い。贅沢だ。
昨日は山の幸だったが、今日は海の幸づくしである。

最初に前菜。
06前菜

おお、ズワイカニがついている。嬉しい。
07かに

お刺身、ワクワクしすぎて撮影を忘れたorz

海の幸には地酒♪小瓶なので、2~3種類いける。
おすすめがメニューに書いてある。
09地酒
お刺身と地酒のとりあわせがなんとも美味でした。
秋田の日本酒はこれまた美味しいねえ!

石焼鍋もあるのだが、普通の鍋も用意してあり、鍋×2である。
08鍋
ちなみにこちらの鍋は地元産の新鮮なタラとタラの白子入りである。
たらの白子にまた、テンションがあがる♪
とろりと舌の上でほどける逸品だ。

茶碗蒸しに
11茶碗蒸し

焼き物。
10焼き物
どちらも美味。

真打の石焼鍋へと続くお料理もどれも美味で、ますます期待が高まる。
おそらく小食な人は石焼鍋の前に満腹しそうな量であるが
私は大食いなので、一層ワクワクするのみなのだった。(つづく)

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青森~金沢日本海縦断の旅日記5【男鹿へ】

なお、ランプの宿のランプは、夜消灯しないで寝る。

お客がさわらないという決まりになっているから、消せないのである。
柔らかい灯りなので、さほど気にはならないが、真っ暗でないと寝にくいという人は
アイマスクなどを持参したほうがいいかもしれない。

広間の朝ごはん。
01_朝食

弘前名物の貝焼き味噌がついている。
02_貝焼き
自分で卵で閉じてたべるのだが、朝から贅沢な気分だ。

朝食後にもう一度ざぶっと「健六の湯」につかり、
戻ってくると食後のコーヒーをサービスしてくれた。
地元新聞の「津軽新報」をめくる。
03_新聞
なんでも、ここまで配達してくれないので道の駅まで取りにいくという。
なので、1日遅れになるんだとか。

しかし電波もないので、ニュースを得る手段はこの新聞だけになる。
戦前はこれが当たり前だったんだよなあ……と感慨深い。

気温。マイナス6度。軒には大きなつらら。
05_温度計
04_つらら

この日は、黒石から秋田県の男鹿半島まで移動する。
九州で例えるならば、霧島あたりから天草に移動するくらいの感覚と考えてもらっていい。
結構な大移動だ。

ランプの宿に別れをつげて、黒石からひたすら鉄道移動。

黒石から弘前鉄道で弘前、
弘前からは奥羽本線の普通列車で男鹿半島のふもと・追分駅をめざす。
06_黒石駅

弘前から追分までの移動中、写真をまるで撮ってなかった。
奥羽本線はボックス席ではなく、
通勤列車形式だったので、あまり旅の情緒はない。
それで写真を撮らなかった、というわけではなく、
実は深刻な「充電不足」に陥り、焦っていたのである。

ランプの宿で充電ができなかったので、
持参のスマホ、タブレットがすべて残量が大変なことになっていた。
宿では使わなかったが考えてみれば水曜の朝からまる一日充電なしである。
あわてて乾電池式充電器につなぐが、乾電池も使い果たした模様。
最後の頼みの綱、ノートパソコンにつないでなんとか充電を試みる。
そういうことをしていたので撮影どころではなかったのだ(笑

情報収集を頻繁にする旅先である。
夜、寝ている間のスマホ・タブレットの充電の有無を甘く見ていた。。

そんなこんなで精神的にジタバタしていたので、追分までの時間は短く感じた。
男鹿線へ乗換えをして、小一時間で男鹿へ到着。
男鹿線はそれほど眺望はない。
なまはげがついた車両。
07_なまはげ

お宿が迎えに来る時間よりかなり早くついてしまったが、
「コンビニで乾電池でも買おう」と考えて風が吹きすさぶ、男鹿の町へ出た。
しかし、なんということでしょう、コンビニのひとつもないのです!

鳥のフンがやたら落ちている歩道でキャリアを転がしながら
必死で歩けど歩けど、コンビニもスーパーもなし。
カフェなんてとんでもない。てゆか、開いてる店もない。
人も歩いてない。

オフシーズンの男鹿の駅前は、
まるで荒涼たるゴーストタウンに取り残されたような寂しさだった。
寒いのに歩きに歩いて汗が出てきたのに、ナイ。
諦めて駅へ戻ろうとしたところ、なんとか電器屋さんを見つけた。
電池4個、648円!!!
イケアで買えば10個248円とかなのにTT
少し悲しくなったが背に腹はかえられない。貴重な電池4個を購入し、駅へ戻った。

男鹿の駅も不思議な事に、スペースは広いのに、ベンチがちょっとしかない。
ので、すぐうまる。
そこいら中の開いているスペースに椅子をおけば、あと30人は余裕で座れそうなのに、
単なる空きスペースになっているのが不可解である。
本来は、市場でもやってるんだろうか?

座る場所もないので、立ち尽くしていると、
時間より少し前に、送迎ワゴンが来てくれた。救いの神のようだった。
出発してまもなく、車窓は男鹿の海岸線となった。
以下は、車窓からの絶景。

DSC03991

波打ち際のような海岸線からだんだんと断崖の上へと
車は高さを移していきながらもずっと水平線が車窓に寄り添っている。

DSC03994

ワゴン同乗はおっさん2人連れ。
そのうちの一人はコンパニオンは呼べないのか、などと運転手にきいていた。
(もちろん呼べません)
DSC03997

しかし、この車窓に広がる絶景を見て、もう一人のおっさんは席を移動して撮影をはじめた。
DSC03999

コンパニオンおじさんは、景色関係なく、なんやかやと運転手さんに話しかけていて、
それはそれで楽しそうだった。
DSC04001

風が強いのか、波は少し荒く、雲がどんどん形を変えて水平線の上を流れていくようだ。
それにしても、ここ男鹿では雪はもうほとんどなかった。
運転手さんによると2月はじめ以降雪は積もっていないとのことだった。
DSC04004

この素晴らしい日本海の絶景で、高すぎる電池代のショックその他はすっとんでいった。
そして、2つ目の旅の目的「一人旅でも石焼鍋がいただける、絶景の宿」に到着した。

(つづく)

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青森~金沢日本海縦断の旅日記4【ランプの宿 青荷温泉2】

滝の湯の内湯では、カップルのうちの一人の女の子と少しだけお話した。
とても感じのよい子で、彼氏ともども温泉大好きで、ここを旅先に選んだとのことだった。
カップル3組+一人旅、の居心地悪さが少し解消された。

なお、滝の湯のすぐ近くに混浴の露天がある。
もうすぐ女性タイムなので狙っている、というのは私と同じだった。
彼氏と混浴は?と聞くと、恥ずかしいからムリ、と答えるのがなんとも好感が持てる。
いや別に豪快に「ハイ、それが楽しみで」とか答えてもらっても
悪印象を持つわけでもないんだけどねw

彼女よりすこし早くあがって、混浴の女性専用タイムへ行ってみた。
しかし、湯船の向こうに建物がみえ~る!
↓こんな感じ。
03混浴からの風景

ってことは向こうからもみえるのでは!?
と浴衣のまま、しゃがんだり、いろんな角度で検証したが、
「見えない」という保証はなかったので、入浴せず写真だけ取ったのが下の画像。

05混浴湯船

02混浴

脱衣所は男女別に分かれている
04混浴脱衣所

混浴の成分表

16_滝見成分

これでは、豪快カップルでも入るのが難しいかな?と思ったのだが
後で宿の人にきくと、思ったより見えないらしい。
雪が壁になっているのと、
温泉のあたりは暗いので、立ち上がって万歳でもしない限りは、安全とのことだった。へえ。

06あたりの雪景色
滝の湯から帰るときの雪景色。

061ランプ小屋
母屋から滝の湯へ出たところにランプ小屋があった。

最後に内湯へ行く。
この内湯も雪の中の木立に面していて素敵な景色だ。

内湯

明るいうちに洗ったほうがいいかと考え、そこで髪を洗ってしまった。
電気がないので、コンセントがない。
つまりドライヤーも使えないだろうから、夜洗うと乾かないうちに寝るはめになるかもしれない。
なので早めに洗っておこうという計算だ。

部屋で髪をタオルドライしていると、外にしつらえられたいくつもの小さな雪洞のランプに灯りをともしていた。
あたりが暗く、雪が紫がかるにつれて幻想的な光景になって、いい感じだ。

07雪洞

すっかり暗くなった頃に広間で夕食だ。
もちろんランプのあかりのみ。目は慣れたせいかあまり暗く感じないのだが
(もともと私が照明暗めで暮らしているというのもあるが)
カメラのほうには暗さが出て、料理写真はブレまくりである(笑)

料理は山菜中心に、揚げ物はイカのすりみ団子、ひらめのお刺身、鍋は鴨鍋。
08夕食

09おつくり

10かもなべ

料理の説明もだが、すべての説明は津軽弁を交えて行われる。
「この鴨はァ、そこの川にた~またま、鴨が飛んできたのを
捕まえておだすすたもんで新鮮(すんせん)です」的な感じ。
(1ヶ月前の記憶なのでいい加減です。雰囲気だけ感じていただければ)

飲み物は自分でカウンターに注文に行く。生ビールもある。
セルフサービスがこの宿の特徴でもある。お部屋のお布団も自分が好きなときに敷く。
面倒なようだが、到着してすぐ昼寝もできるので、合理的だともいえる。

ご飯と汁物、それと岩魚の串焼きは、真ん中の囲炉裏にあり、
食べたい時に自分で取りに行く。

汁物は青森名物「けの汁」。
11けのしる

食事はちょうどいい分量で(ごはんとけの汁で調節できるから)、
津軽の山の味はなかなか美味だったが、なにぶん若いカップル3組+1人なので
いまいち居心地の悪い夕食であった。
年配の夫婦とかがいれば、また雰囲気が違うんだけどねー☆

食後もテレビなどがないので、お気に入りとなった「健六の湯」でゆったり湯を楽しむ。
その帰りに宿の方が、缶ビールをおごってくださった。
一人旅でヒマだろうと、気をつかってくださったに違いない。

今日はかなりゆったりしていたが、
最盛期には、食事中に隣とヒジがあたるほどお客様がぎゅうぎゅうになり、
合宿所のようになることなどお話してくださった。
夏と冬、またお客さんが多いとき少ない時でかなり違う顔を見せる宿のようだ。
それでもお風呂は4箇所あるので、込み合うことはないらしい。

また電気は売店の照明とウォシュレット用に自家発電しているらしい。
売店は「売りモノが見えない!」という苦情によるものだとのこと。
なるほど、鳥目っぽい人ならばそういう不便もあるかもしれない。

でも、私はランプの明かりでも全然違和感を感じることなく過ごせた。
ふだん、電球光メインで暮らしていて逆に蛍光灯嫌いだからだと思う。
ランプだけでも思ったより明るく不自由なくてびっくりしたくらいだ。

なお、ドライヤーについても使えるようにすることを考えているということだったが、
「あまり便利にすると、個性が薄くなるのでは?」
と感想を述べておいた。
実際、電気も電波もないこの宿に逃げるようにして癒しに来るリピーターのお客さんも結構いるんだとか。

そうだろうなあ。
仕事が追いかけてこなくても、ネットやメール、SNSの情報によって
返信しなきゃいけなかったり、イラっとしたり、知らなかったと焦ったり、スケジュールを確認したり、さらに調べたり、いろいろ「やらなきゃいけないこと」が出てくる。
それが一切なくなる、ということは、本当に自由なんだな、と思った。
それは、髪すぐに乾かせなかったり、充電できないなどの不便を補ってあまりあるほどの魅力だ。

ほかにも青森や津軽の面白い話やらいろいろ教えてくれて盛り上がり、
思いがけず楽しい夜となったランプの宿だった。

(つづく)

ランプの宿 青荷温泉
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青森~金沢日本海縦断の旅日記3【ランプの宿 青荷温泉】

今回の旅の目的の1つが「ランプの宿 青荷温泉」。
電気も電波もない宿だというが、いったいどんな滞在になるのか前から興味しんしんだった。
黒石までのタクシーの運転手にも「雪上車で迎えにくる」という情報をきいていっそう興味をそそられた。

さて、青荷温泉へは黒石駅からでは、宿から最寄の道の駅「虹の湖公園」までバスが出ている。
そこから送迎となる。
なお窓口で「虹の湖公園」までと告げると
お得なチケットを案内してくれた。
片道分の料金で1泊2日乗り放題というチケットだ。
安くついてラッキー♪

黒石市街を抜けて、バスは次第に自然が豊かなエリアに入っていく。
山の中のダムのほとりの「虹の湖公園」が終着、バスを降りたら目の前にもう送迎ワゴンが来ていた。
若いカップルが1組すでに一番奥に乗っていた。

別に雪上車ではなかった。
雪が少ないので雪上車を使うほどではなかったのだろう。

ここで乗り込んできたのは最初にいたカップル1組のほかに
カップル2組(たぶん同じバスに乗ってきていた)プラス、私。
ワゴンというよりミニバスっぽい感じなので
他にも乗ってくるだろうと、よく考えずに詰めて座ってしまい、
最初にいた若いカップルに少しけげんな顔をされた。
しかし、ここが終着であとは青荷温泉への一本道、誰も乗ってくるはずはない。
しまった、もっと距離をとって座ればよかった、と後悔した。

そして、カップル3組プラス私が今日の青荷温泉の客のすべてであると到着して知った。

ワゴンは雪の壁で細くなった道を雪の凹凸でゆれながら慎重に進む。
雪が少ないとはいえど、結構な雪道だ。離合とか絶対無理そうな道。
くねくねの道をどんどん奥へ進む。
黒石→虹の湖公園よりも、そこから宿までのほうが長く感じるような道のりだった。

なるほど、電気も電波も来ないわけだ、と納得するようなそんな山奥に入っていく実感がある。
そしてようやくたどりついた。

01_外観2

今年は少ない、といっていたが九州のものには十分嬉しい雪景色の中に青荷温泉はあった。
到着するとさっそくロビーにあるランプが出迎えてくれる。
そのランプの下でまず説明を受ける。
ワゴンで到着した人が今日の客のすべて、なのでちょっとツアーっぽい感じだ。

02_ロビー

部屋には外から鍵がかからないこと、お風呂の場所、食事の場所など、ランプはさわらないこと、
などの説明をききながら、木づくりの山小屋風で風情が宿内をわたくしは見渡していた。

そしてお部屋に通される。

03_客室

簡素な6畳間には、ランプが下がっている。
懐かしい灯油のストーブが燃えて思いのほか温かい。
窓の外には雪景色が見えて九州人にはことさら嬉しい。

04_客室眺め

しかしテレビもコンセントも一切ないのが他の宿とは違うところだ。
電波ももちろん圏外で、あたりはものすごく静かだ。
静かなのと壁が薄いのがあいまって、隣の声や物音が結構聞こえる。
古くて素朴な湯宿にはよくありがちなので私は気にしないが神経質なタイプの人にはつらいかもね。

電波がなくパソコンやタブレットをいじることもないのですぐさま温泉へいった。
4ヶ所もあるし、暗くなったら行きにくいかな、と思ったのだ。
まずは玄関を1回出ていく健六の湯へ。

05_健六の湯

脱衣所に入るとヒバのよい香り!
ここにもランプがある。
06_健六脱衣所

それだけで癒される上に、木造で天井の高い開放的なつくり。
木の窓から雪景色。
浴場にもランプがあったが、雪から反射してくる自然光だけで十分明るい。
それに風呂場の床も、湯船の底もすべてヒバの木。

07_健六内湯

08_内湯湯船から

おかげで私はこの湯がものすごく気に入った。滞在中3回も入ったほどだ。

なお、電気がないので、水道も当然ない(モーターがないからね)。
だから、トイに新しい源泉を「あがり湯」として別にためていて
そのお湯で頭を洗ったりすることになっている。

10_あがり湯

つまり、温泉で頭も体も洗うということ。
泉質がやさしいのでそれでもまったく問題ない。

なお、青荷温泉では風呂ごとに源泉が違うらしい。
いずれも泉質は清澄な水に近い単純泉ながら、少しずつ成分総量や湯の温度が違う。
11_成分表

湧出温度はいずれも45~48度とほぼ適温だ。
ボイラーなどもないから、当然湧出したままの温度の湯に入ることになる。
露天風呂もあった。
09_露天湯船から

ネットで確認すると健六の湯の露天風呂は女湯だけだったらしい。
釜からお湯が出てくる。

健六の湯で温まって元気が出てきたので、今度は逆の方向にある滝見の湯へ。
青荷温泉の湯は24時間夜中でもいつでも入っていいことになっているが、
この滝見の湯だけ夜23時までとなっている。

母屋からいったん外履きに履き替えて少し歩く。
道は雪がどけてあったので滑ったりはしないが、まわりは雪景色!

13_滝見への道

川の風をふせぐためか、ビニールでトンネルが。
12_川の上の道

ランプの下に句。
14_

健六で温まっていたので、いきなり露天へいく。
15_滝見露天

九州人には嬉しい雪見風呂!……なのだがぬるい!
ハンパなくぬるい!寒い!体感、32~33度くらいだろうか。
健六であったまっていたから少しは我慢できたが早々に出て内湯へ逃げた。

あとで聞いたら滝見の湯の湧出温度は48度とほぼ適温だが、
露天風呂の湯船が広いので、冬場には冷めてしまうとのことだった。
16_滝見成分

(つづく)

ランプの宿 青荷温泉
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青森~金沢日本海縦断の旅日記2【黒石散策】

青森空港からはタクシーで黒石へ向かう。
今回の宿は電気も電波もない「ランプの宿 青荷温泉」。
一度体験してみたかったんだよね。
その入り口になるのが黒石、ここも江戸時代だかから続く「アーケード」こみせを見物したかった。
さらにご当地グルメ、黒石つゆ焼きそばもチェックしていてこれもぜひたべたい。

黒石へは公共交通機関にこだわるなら弘前行き空港バス+弘南鉄道という手があるが
地図で見ていると、車でショートカットしたほうが時間が有効じゃん、ということになり
奮発してタクシーを使うことにした。

よく晴れて、道路に雪はまったくない。
道の脇の雪も薄汚れていてもう何日も新しい雪は降っていないようだ。
津軽弁っぽい運転手に「津軽こけし館」にあった「きんさんぎんさんこけし」の話など教えてもらっていたら
「え?もう」って感じで到着した。
ネットには40分5400円くらいとあったが、実際にはもっと短く感じしかも4670円だった。

手荷物を黒石駅に預けて(コインロッカーはない)昼時だし、いざ「つゆやきそば」!
黒石にはつゆやきそばのお店がたくさんあるらしく、
各店バラエティーを競っていることを荷物を預けた駅職員にきく。
もらったマップの中から「こみせ通り」に近いところにアタリをつける。

まずはこみせ通りを目指す。
看板

雪の山の前にある「雪田畳店」。
雪田

消防
なんだなんだ、と思ったら消防の施設らしい。
黒石ではこの手の消防をよく見かける。

そしてこれが「こみせ」。
こみせ

こみせ雪

町並み

雪国でも安心してお買い物ができるようにと江戸時代からの工夫。
ちなみにこの屋根つき通路はお店の敷地なんですと。

町並みも昔ながらでいい感じなんだが、本当に人がいません。
平日だからだろうけれど。
最近全国ネットのテレビに出たという写真が誇らしげに貼ってあるお餅屋さんも、無人。

商品だけがぽつんとほったらかしてある。
まあ、5個とか入ってるから、私がネコババしたところで食べきれないんだけどね。

そしてたどりついたのが黒石つゆやきそば「すずのや」。
すずのや
ここもお客さんは私一人。
もちろん「つゆやきそば」をオーダーする。

そばをいためる音が聞こえて、さあさあやってきました。
焼きそばがソースの香りの汁の中に浸かっている。
つゆやきそば

ソース味のだし汁ってどうなんだろう?
と思っていたけれど意外によくあう!美味しい!
ソースの洋風の甘みとダシの和風の滋味を
乗ってる揚げ玉が香ばしさで全体をまとめてる。
麺はうどんみたいな太い麺。
汁が美味しくてだいたい飲んでしまった。

お会計のときに、麺がちょっと沖縄そばっぽいですね?
ってご主人にきいたら「全然違いますよ、これは中華麺なんですよ」
と教えてくれた。
子供の頃から食べてきた「つゆ焼きそば」
一時なくなっていたのをここの店主が再現したんだそうです。
ポスター
いまではこんなにたくさんの店で食べられます。

初日でなかったら買って帰りたいヒットにいきなり出会ってしまった。

そのあとは茶でもしたいな、と再び町を歩く。
なかなか適当な店がなく、駅前でようやく可愛いケーキ屋さんをみつけたのは
「旅するスイーツ」でも紹介したとおりだ。
ひめりんご
店内
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青森~金沢日本海縦断の旅日記1【出発】

2月の終わりに青森から日本海側をずっと電車でくだってくる旅をしました。
九州の情報ではありませんが、簡単にかつ断続的にレポしておきます。

2月24日 博多駅交通センター17:55発 
福岡ー横浜間 高速バス「Lions Express」にて出発。

福岡ー青森間は意外に遠く、かつ高い。
飛行機の直行路線はないので、東京か伊丹で飛行機を乗り継ぐか
仙台まで飛行機で飛び、その後は電車あるいはバスを乗り継ぐほかない。

できるだけ安く、かつ貴重な休みの時間を無駄に使わないで青森に到達するために
私は福岡ー横浜間を夜行バスで移動し、翌日羽田から青森へ飛行機を使う手を考え出した。
これなら仕事を早めに終わらせてすぐにバスに乗れば、青森に午前中に着ける上に、費用は高速バス8300円+リムジンバス580円+飛行機13090(特割)で21970円。
夜の時間を移動に使えて合理的だ。
もっと安くするには夜行バス+昼行高速バスの乗り継ぎ、という荒業があるが、こちらは時間がかかりすぎるので却下した。
バス

「横浜への夜行バス」と聞いてそんな長時間座ってるなんて信じられない、と何人もの人に言われたが
別に座ってないから(笑
平日のこの時期の夜行バスはガラガラで、座席で「横になれた」。
深夜になったら人の移動もないので、通路に足を投げ出すようにして寝れたわけである。
おまけにその前の週に大風邪引いて仕事がたまっており、旅行に出かけるために前日前々日とほぼ徹夜したのでかなりの時間、爆睡していた。
下松SAでの休憩後から朝5時くらいまでは、だいたい横になっとったね。
なんで5時かというと、その時間ごろに窓の外に富士が見えるかも、と思ったのだ。
夏なら見えるのだろうが、この時期はまだ日の出前で真っ暗だった。残念。

なお富士の位置や予想到達時間は、持参のタブレットで確認した。
これなら窓の外が暗くても「今富士山の最寄にいる」ことがわかる。
Googleマップの現在位置を見て、今、地図上のどこまで進んだかを確認するのがこれまた長距離バスの楽しさともいえよう。
なお「Lions Express」の中には座席ごとにコンセントがあるのも便利だ。

夜行バスで気をつけたいのは気温。
密閉空間なので、長時間の気温のミスマッチのほうが、ものすごいストレスになるのは経験上のことである。
特に冬場は暖房で暑い。私のような暑がりは前のほうの座席でかつ窓際がよい。
念のためにTシャツと短パンに着替えられる準備をしておくと安心だ。
寒がりの人は後ろのほうが暖房の効きがいいらしい。毛布とかは座席に置いてある。

幸い今回は暑さに苦しめられることもなく翌2/25 7:15には横浜YCAT着。
リムジンバスでほどなく羽田につく。羽田のスタバで少し仕事して10:15に青森へ出発。

飛行機の中でもだいたい寝ていたが、気がつくと窓の下に雪山が輝いていた。
飛行機

徹夜明けの爆睡でボーっとした頭が一気に目覚め、同時に解放感と体からはみでそうなワクワクが同時にやってきてなんともいえない感慨に襲われる。
久しぶりに、遠くに来たんだなあ、と。

福岡〜横浜・池袋(大宮)線 「Lions Express」 夜行(西鉄くらしネット)
http://www.nishitetsu.jp/bus/highwaybus/rosen2/lions_exp.html

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